設立目的

 古くからウナギは日本の食文化の中心として親しまれてきましたが、絶滅危惧ⅠA類に指定されたヨーロッパウナギに加え、ニホンウナギは平成26年に絶滅危惧ⅠB類としてレッドリストに掲載され、持続的利用が危ぶまれる貴重な天然資源となっています。養殖ウナギのほとんどは天然シラスウナギを稚魚としていますが、このシラスウナギを人工的に安価で量産化することができれば、天然資源を圧迫することなく、天然ウナギの資源回復にもつながります。鰻丼や鰻重をハレの食事として将来にわたり親しめるように、人工シラスウナギの量産化を目指すことを目的として設立しました。

企業理念

 近年、ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の採捕量は低水準で、養鰻業者の廃業や養殖ウナギの高価格化が進んでいます。そのため、設立目的にあるように、低価格の人工シラスウナギの量産化が必要となっています。2010年に国立研究開発法人水産研究・教育機構の増養殖研究所が世界初の完全養殖に成功しましたが、生残率の低さや飼育コスト高で実用化には至っていません。大学や民間企業も参入していますが同様です。天然ウナギの資源回復を目指すには、量産化を可能とする完全養殖技術の開発が必須で、弊社は、最大の課題となっているふ化後の仔魚(レプトセファルス)からシラスウナギまでの量産化と低価格化を可能とする、初期飼料の開発や飼料に適した養殖装置の開発を目指すことで、日本の食文化の維持に貢献したいと考えています。 


代表取締役メッセージ

 2020年3月に愛知県立三谷水産高等学校を定年退職し、ニホンウナギの完全養殖の基礎研究などを手掛ける株式会社「海みらい研究所」を設立しました。

 二ホンウナギは絶滅危惧ⅠB類に掲載され、絶滅の危険性が高い種となっています。近年、ニホンウナギの稚魚(シラスウナギ)の採捕量は低水準で、養鰻業者の廃業や養殖ウナギの高価格化が進んでおり、天然ウナギの資源回復を目指すには、量産化を可能とする完全養殖技術の開発が急務となっています。弊社は、愛知県蒲郡市に本社のある、医療・眼科機器・コーティング技術に優れた株式会社ニデック様よりご支援をいただいて、様々な分野の皆様からのご助力を得ながら、ウナギの完全養殖において、最大の課題であるふ化後の仔魚(レプトセファルス)からシラスウナギまでの、量産化と低価格化を可能とする技術開発を目指しています。

 また、地元企業や高校生との連携を積極的に取り組んでいます。天然ウナギが生息しやすい「石倉かご」を利用した資源保護の活動を、三谷水産高校近くの西田川や、最近では豊橋市の汐川干潟で、豊橋市や地元の人たちと協力して行っています。また、限られたウナギ資源の有効活用を目指して、(株)あつみさんやイチビキ(株)さんと連携して魚醤(ぎょしょう)の開発も行っています。

 弊社の研究が、日本人にとって大切なウナギの食文化の継続(SDGs)に少しでも貢献できれば幸いです。
 今後ともより一層のご支援をお願い申し上げます。


会社プロフィール

社名
株式会社海みらい研究所
代表取締役
丸﨑敏夫
本社所在地
〒441-8026 愛知県豊橋市羽根井西町6-12‐301
TEL. 0532-32-7728 FAX. 0532-32-7728
メールアドレス.t-marusaki@nifty.com
資本金
3百万円
設立
2020年4月1日