ブログ(とし丸の釣魚大全)

 幼少の頃からとにかく釣りが大好きで、暇を見つけては釣りに出掛けた日々。こんな釣りバカな私に、開高健の情熱的名著『私の釣魚大全』は、意味のあることだと勇気を与えてくれました。続いて読んだ『オーパ!』で紹介された中国の古いことわざも、私の背中を強く強く押してくれました。

・一時間、幸せになりたかったら酒を飲みなさい。
・三日間、幸せになりたかったら結婚しなさい。
・八日間、幸せになりたかったら豚を殺して食べなさい。
・永遠に、幸せになりたかったら釣りを覚えなさい。

 アイザック・ウォルトンの『釣魚大全』とは比ぶべくもないものですが、このブログでは、尊敬する開高健の心境に少しでも近づきたく、愛艇「Marine Future Laboratory(とし丸)」に乗船しながら、浜名湖や遠州灘の釣行や、ボートのメンテナンスなど、徒然のことを記すことができたらと思います。

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雷雨、台風、凪悪し

 9月は遥か南方に台風が居座り、毎日毎日うねりを運び、三遠南信地方はあちこちで断続的に大雨が降ったり雷雨が頻発した天候続きでした。私の主戦場となる遠州灘は、天竜川から多くの栄養分が運ばれて、植物プランクトンを発生させ動物プランクトンをはぐくみ、小型魚から大型魚へと食物連鎖が形成されています。栄養の源となる天竜川は、大雨や台風が続くと流木や様々な生活ごみを海に運び、黄河のような黄土色の濁流域を形成します。こうなると遠州灘は危険な海となり、流木はプロペラを破損させる原因となるので見張りが大切となります。10月は海が落ち着いてぜひ出漁したいですね。釣ってよし食べてよしのアマダイがシーズンインとなります。これだけ凪が悪いとポイントは荒らされていないので、楽しい釣りになりそうです。今月のマトウダイは泳がせ釣りの外道として、見かけも含めて存在感抜群です。白身のたんぱくで上品な肉質で、まさに「塩バター焦げた匂いと生ビール」です。

2024年09月30日

8月の後半から海はうねりを伴う波浪の毎日でした

 8月下旬に台風10号が発生し、進路が気になるところでしたが、例年この時期に発生する台風と違い、停滞と迷走を繰り返して、日本各地に甚大な被害をもたらしました。月末の段階でも台風の影響は残り、公共交通機関の乱れも多々あります。明日から東京でどうしても必要な用事がありましたので、自家用車で移動することにしました。14日に久しぶりに親子船で出港したことを前回のブログでお伝えしましたが、結局これが8月の最後の釣行となりました。今月のカレンダーはアカエイです。アカエイは新鮮はうちは煮付けておいしい魚ですが、尾ひれに毒のとげがあり、釣魚としてはあまり歓迎されません。すでに来年のカレンダーを予約しましたが、来年はどんな図柄のカレンダーでしょうか?今から楽しみです。

2024年08月31日

台風のうねりが届く前に

 台風7号の進路がとても気になるところですが、海上の天気予報では本日(14日)までは凪予報で、久しぶりに長男と釣行することにしました。遊漁船の情報ではシロアマダイの釣果がいいようで、過去に実績のあるポイントに針路を取りました。長男も小型船舶操縦士の資格を保有しているので、安心して遠征できます。遠州灘は台風が発生していると思えないほどの凪模様で、ボートは海面を滑るように目的地へまっしぐらです。ポイントでは海流や風の影響を考慮して船の動きを確認し、いよいよ仕掛けの投入です。1投目からぼちぼち当たりがあり、いきなりアカアマダイと大カサゴのダブルからスタートです。その後も、当たりは渋いながらもぼちぼち釣果を重ねて、早めの沖上がりです。久しぶりの親子船を楽しみました。

2024年08月14日

昨日に続いての釣行です

 昨日に続いて釣りバカは、いそいそと早めに出港です。本日の目標は、サクッとアカムツを釣ってアマダイ狙いの、最強の釣果を目指します。まずは昨日のポイントでアカムツ釣り、ぽつぽつと釣れましたが、ナワキリ(たぶんクロシビカマス)にラインを2回も切られて、高切れしたラインの結索に時間がかかってしまい、気力も萎えてアカムツ釣りは早めに切り上げました。次はアマダイ狙いです。アマダイは個体数が少ないので、ボートが入っているポイントはあきらめて、本日は新しいポイントを探します。海底の雰囲気と潮の流れを予測して一投目、底に魚群の反応が出てきたので嫌な予感がしましたが、やはりサバの猛攻でした。ポイントを移動して再チャレンジしたところ、来ましたよアカアマダイ、次は大きなウッカリカサゴ、これだから釣りはやめられません。目標を達成しましたので早帰りしました。

2024年08月04日

凪予報、アカムツ狙いで出港しました

 梅雨明け十日と昔から言いますが、言い伝え通り週後半から週末にかけて凪予報が続いています。熱中症対策を万全にして久しぶりの釣行です。マリーナに前日降下の依頼をしましたが、桟橋が一杯で確認の時間をくださいとのことでした。オーナーの皆さんも同様の考えで出航ラッシュのようですが、その後マリーナから連絡があり無事降下できました。海況や風予報を考慮して、アカムツ狙いで出航し、過去に実績があるポイントでスタートです。底潮が早いのとボートの動きがシンクロできずに苦労しましたが、ぽつぽつとアカムツの当たりが取れるようになりました。久しぶりにアカムツのトルクの効いた当たりと、水深40m前後のひと暴れ(わかる人にはわかります)、赤白の魚体が見えてきた時の感動はアカムツ釣りの醍醐味です。その後タチウオの様子を見て帰港しました。翌日も出港予定ですからアカムツのコンディションを確認できて良かったです。

2024年08月03日
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