9月も先月と同様に遠州灘どころか太平洋はずっと機嫌が悪かったです。台風が運んでくるうねりに加えて、秋雨前線が常に太平洋のどこかで発生していましたし、台風が上陸してきたり太平洋を迷走したり、とても沖に出られる状況ではありませんでした。と言っても数日は奇跡のように凪の日がありましたが、そんな日に限って仕事があります。そんなものです。9月のカレンダーはサンマですが、値段が高くなりましたし、そもそもスーパーで見かけない日があります。今年はどれだけ食べられるでしょうか?

新型コロナに振り回された1年でしたが、凪のタイミングに時間を見つけての釣行は、良い気分転換となりました。2020年の釣り納めに選んだのは、今が旬のアマダイです。いつものポイントについて1投目、いつもより多くラインが出てようやく底が取れました。最初のタナ取りで大きな引き込みがあり1匹目、幸先の良いスタートです。しかしそこからがいけません。最初の着底のタイミングで当りがないと、再び仕掛けを下してもラインが出るばかりです。200m、300m、400m・・・どうなっているのでしょうか?3回流してたまたま最初の着底で食ってきたアマダイ3匹を確保、出港して3時間余りでマリーナに帰港しました。潮は早いし、腕は悪いし・・・でも釣りは楽しい。新年も頑張ります。
クルマエビは平成2年に愛知県の魚に選定されました。漁獲量が全国一位ということもありますが、エビのなかでも容姿端麗、食感、甘み、旨みで他の追随を許さないエビ界のプリンスということも選ばれた要因かもしれません。全国で流通しているのは養殖物が大半ですが、愛知県では養殖は行われていないため、愛知県産といえば全て天然物となります。田原市にある栽培漁業センターで稚エビを育てて、たくさん放流していることが天然物が多い要因です。日本料理には欠かせないクルマエビ。体を丸めた形が車輪のように見えることからクルマエビと名がつきました。クルマエビは釣りの対象魚ではありませんが、お魚さんたちにとっても大好物ですので、稚エビは時々餌に使います。そういえば釣りに行ってませんねえ~。
令和4年は、過去2年間の業務内容と大きく変わって、今まで培った人脈や、永年の経験に基づいた教育分野の知見等を活かして、コンサルタント業やコーディネーター業など、新たな業務が増えました。また、高校勤務時代からいち早くドローンの研究に取り組んだことから、その経験を見込まれ中京テレビ放送(株)ドローンスクールの立ち上げに助力したことで、スクールに関する営業業務の契約もいただきました。反面、起業当初からウナギの研究に支援をいただいた企業からは、研究の成果が期待通りに出ないことから研究資金が打ち切られました。このように様々な経験をさせていただいたことで、弊社の経営基盤は少しづつ強固なものとなってきました。新年の干支は卯年(うさぎ)です。目に見えて大きく成長し飛躍する年と言われています。弊社もそうなるように一層精進致します。1年間大変お世話になりありがとうございました。新年もどうぞよろしくお願い申し上げます。釣りも頑張ります。
天気予報では凪の期待大でしたが、今切口を出ると意外と波高く、アカムツのポイントまで行くつもりが、アマダイポイントに変更です。と前回のブログと同じ状況となりました。前回ハナダイとアマダイが釣れたポイントにまっしぐら、ポイントについて1流し目から当りあり、良型のハナダイが釣れました。これはいけそうだと2本目の竿も出して両舷から二刀流です。2本目が着底と同時に当りがあり、上げる間にもう一本を投入、またまた着底後に当たりあり、てな具合に入れ食い状態が続いて2時間半の釣果です。今回はスパンカーとFSRで西から南東に歩くようなスピードで調整し、ポイントを変える必要はなかったです。だいぶ釣りのブログらしくなりました。
5月も遠州灘は機嫌が悪いです。例年ですとGW期間中には必ず数日の凪の日があり、アカムツ釣りを楽しむことができますが、今年はいけません。凪の悪い日が続きます。そのような状況の中でずっと天気予報をにらみながら、仕事の都合も考慮に入れてついに出港のタイミングが訪れました。今切れ口を通過して東へ進路を取り福田沖までの遠征です。とし丸は凪が良ければ巡航速度は4000回転で24マイル、マリーナを出て40分でポイントに到着です。高まる期待感の中1投目を投入します。すかさずスパンカーを広げFSRを風速に合わせてセットします。期待が高まりますねぇ~1流しで大きな当たりがきました。いい型のアカムツです。幸先がいいですよぉ~次は小さい当たりでユメカサゴ、美味しい魚ですからこれも良しとします。次に大きなカサゴを釣りいい感じでしたが、このあたりから海面には白波が立ってきました。予報より早く海況が悪くなりましたのでわずか3流しで無理せず帰港することにしました。船長は決して無理をしません。アカムツといい型のカサゴが釣れたので満足です。
週末の度に凪が悪かったり、凪が良くても仕事が入ったりと、今シーズンは本当に釣行ができていません。そんな中、11月21日(日)の天気予報はまずまずで、ひょっとしてアカムツのポイントまで行けるかも?そうなれば行くしかありません。久しぶりの釣行です。潮見坂から眺める海の状態も良好です。今切れ口も波が立っていません。早速マリーナに電話を入れてボートの降下をお願いしました。半年ぶりです。バッテリーは大丈夫でしょうか?一発で快適にかかりました。30分でポイントに到着、タチウオ釣りで50隻以上のボートがひしめいています。どのボートも釣れていません。アカムツのポイントはもう少し沖です。仕掛けを投入し様子を見ます。アカムツと違う大きな当たり、巻き上げるとリールは時々悲鳴を上げます。サメかなあと思ったら大きなクロシビカマス、まあ良しとしましょう。再度仕掛けを投入、着底後数回の仕掛けの上げ下げで微妙なあたり、何かが食っています。こうなるとアカムツは釣れません。5分かけて上げるしかありません。途中まで重かったのでまたクロシビカマス?さらに巻くと軽くなりました。仕掛けを切って逃げたのか?やがて上がってきたのは、仕掛けを絡めて丸くなったミズアナゴです。こうなると仕掛けは廃棄です。気分を変えて新しい仕掛けをつけて・・・今日はうまくいきません。久しぶりの釣行に酔ったようです。ハイ、2回の流しで切り上げましたとさ。
ブログ(とし丸の釣魚大全)を始めました。マイボートフィッシング歴20数年、浜名湖のマリーナを母港に、遠州灘を主体とした釣行記や、ボートメンテナンスなど、気ままなマリン生活を記したブログです。
東日本大震災から10年が経過し、今年は例年以上に震災に関連した放映や記事を目にしました。この未曽有の大災害を目の当たりにして、想定外という言葉よく使われていたように感じました。しかしこの言葉を聞くたびに、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という、ドイツの鉄血宰相といわれたビスマルクという人の名言を思い出します。今年2月の文科省の地震調査委員会の発表によれば、今後30年間で、最大M9クラスの「南海トラフ地震」が発生する確率は70~80%ということです。過去に発生した南海トラフ地震(M8以上)は、1946年の昭和南海地震(M8)、1854年の安政地震(M8.4)、1707年の宝永地震(M8.6程度)と、およそ90~150年の周期で起きています。歴史から学べば、この地域はいつ超巨大地震が発生してもおかしくない状況です。想定外と言い訳しない、そんな生き方をしたいものです。コロナの状況はまだまだ予断を許さないですが、それでも桜は咲きます。今年も静かに愛でたいと思います。
海は相変わらず週末の度に凪悪く、急な冷え込みが釣果にどのように影響するのかと思いながら、やはり海に出られない週末を迎えました・・・・・が、この週末は海に出られなくてもいいのです。それよりも楽しいイベントが待っています。名古屋の御園座で坂東玉三郎の特別公演があるのです。しかも、壇浦兜軍記「阿古屋」です。御園座で初公演となります。女形演目の最高峰と言われますが、それはこの役を演じる女形が、琴、三味線、胡弓の3つの楽器の演奏を求められるからです。戦後長い間、この難役を演じるのは中村歌右衛門と坂東玉三郎だけでした。たまたま、少し前に、吉田修一の「国宝」を読んだことも観劇するきっかけとなりました。さて、演技の出来栄えは?本当に良かったです。まだ終演まで間に合います。ぜひぜひご覧ください。芸術はつくづく素晴らしい。芸術が身近にある日常に早く戻りたい。
4月に入り、豊橋市役所を退職した関係で昨年よりたくさん出港できると思っていましたが、天候は許してくれません。たまに、週に1日か2週に1日凪の日があっても、どうしたわけかその日に限って業務が入っています。なかなかうまくいきませんねぇ~知床半島で発生した知床遊覧船の大きな海難事故(この事故は明らかに人災です)も、海の怖さを再確認させてくれました。元より本船は安全第一をモットーに運航してきましたが、この事故を教訓にさらに安全を優先させたフィッシングライフに取り組みたいと思います。そろそろ浜名湖はタコの季節を迎えます。湖内の釣りですから出港の機会は増えると思います。例年この時期に釣ったタコで1年間、食卓を楽しませてくれます。いよいよ出漁ですよぉ~
豊橋市役所から産業教育コーディネーターの仕事の依頼を受け、令和3年度から非常勤で市役所勤めをしていましたが、弊社の本来の業務に加えて、新たな業務が令和4年度からスタートすることもあり、1年で退職することにしました。この1年間、高校生起業塾を新規に立ち上げ、豊橋を代表する会社の経営者の皆様から、実践的な会社実務の進め方や、起業に対する意欲喚起等について、豊橋商業高校の生徒さんたちに熱い思いを届けてくださいました。また、豊橋市立豊橋高校の2・3年生の皆さんを対象に面接体験会を実施するなど、キャリア教育に対する新たな取組もスタートしました。予算のない中で新規事業を立ち上げることは、市役所の職員の皆様にも良い刺激となり、アイデアと工夫があれば実現できることが実感できたと思います。さらに、私自身、市民のために頑張る市役所職員のスキルの高さに感動しました。そして、勤務最終日に本当に心温まる送別会を行ってくださいました。感謝感謝です。
昨年はあまり釣行ができなかったので、今年は気分転換のためにもたくさん釣行したいです。しばらく訪れることのなかった釣具屋の新春大売り出しに参戦し、お買い得商品をひたすら探して、必要なものをついつい多めにゲットしました。早くマリーナに行って、ボートにのんびり座りながら道具の整理をしたいです。ところで、弊社のカレンダーの1月を飾るのは伊勢海老です。伊勢海老は伊勢で多く獲れるからとか語源はいろいろありますが、伊勢海老の太く長い触角を振り立てる容姿が、鎧をまとった勇猛果敢な武士を連想させ、「威勢がいい」から伊勢海老と呼ばれたという由来が、正月の縁起物としてしっくりきます。今年の干支の「壬寅(みずのえ・とら)」は「陽気を孕み、春の胎動を助く」、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れ、華々しく生まれる年になるということらしいです。弊社は3月末で起業2年となります。ウナギの人工種苗生産の研究は失敗の連続で、本当に厳しい冬が続いていますが、「厳しいほど華々しく生まれる」と信じて頑張ります。皆様にとっても良い年になることを祈念いたします。